症状Q&A
肩に関する症状
Q.腕が挙がらないのですが、これは五十肩ですか?
腕が挙がらない、肩が痛いなど肩周辺に関する悩みは多いですよね。
まず、自分の肩、腕周りがどうなっているのかを知りましょう。
肩関節とは「狭義の肩関節」、「広義の肩関節」があります。
狭義の肩関節とは、肩甲骨と上腕骨(腕の骨)の関節「肩甲上腕関節」のことを呼び、広義の肩関節とは、肩甲骨周辺、上腕骨、鎖骨、胸骨までを含み、上肢帯と呼びます。
皆さんが思う肩とは肩甲上腕関節のことではないでしょうか?
そこで、腕が挙がらないということに注目してみましょう。
腕が動く場合、必ず上腕骨と肩甲骨の動きが関与します。これを肩甲上腕リズムと言います。
肩甲上腕リズムとは個人差はありますが、肩甲骨が1動くのに対して上腕骨が2動くという仕組みのことを指します。
例、上腕骨が横に120°動く場合、肩甲骨が60°動きます。
肩の動きには上肢帯の様々な筋肉が関与します。
腕が挙がらないからといって五十肩とは断定できません。
自分で決めつけるのではなく、一度ご相談頂ければと思います。
腰に関する症状
Q.ぎっくり腰になってしまいました。家ではどう対処すれば良いですか?
私もぎっくり腰の経験がありますが、とても辛いですよね…。
簡単にぎっくり腰について説明いたします。
ぎっくり腰とは突然腰に激しい痛みがでる急性腰痛の総称です。医学的には「急性腰痛症」と言います。
重い物を持ち上げた瞬間や体をひねったときなど、ある動作をきっかけに起こることが多く、そのあまりの痛みに思わず動けなくなることもあります。
欧米では「魔女の一撃」(Hexenschuss)という劇的な表現もあるほど、突然襲ってくる激痛が特徴です。
多くの場合、骨が折れたり神経が傷ついたりするわけではありませんが、筋肉や靭帯の損傷、椎間板のトラブルによって強い痛みが生じます。
症状は通常、数日から数週間で徐々に落ち着きますが、その間は日常生活に支障をきたすほどつらい状態となります。
ぎっくり腰を知る上で自分の腰についても知っておきましょう。
腰椎は5つあり、それぞれ関節を作りその間にクッションの役割をする椎間板があります。
そしてその前後には靭帯(じんたい)があります。そして腰椎を支えるように筋肉が付きます。この腰椎を支える筋肉や靭帯
クッションの役割を果たす椎間板に急激な負荷がかかると損傷や炎症が発生して激痛に繋がります。
それは1回の負荷でなる場合もあれば繰り返しの動作で起こる場合もあり原因は様々です。
例えば、朝布団から起き上がるとき、顔を洗おうと前かがみになったとき、重い荷物を持ち上げようとしたときなど……
主な原因は
①急な動作、無理な姿勢での動作
②筋肉の疲労の蓄積
③椎間板の変性によるもの
④不良姿勢、姿勢の問題
⑤繰り返し腰に負担がかかる動作
まだありますが、主なところでいうとこの5つだと考えます。
そこで、ぎっくり腰になってしまったらまず何をしたらいいのか。
・安静に楽な姿勢があれば楽な姿勢で横になりましょう。
・痛い場所が分かる場合、患部を冷やしましょう。(湿布ではなく氷やアイスパックがおすすめです)約3日程度(72時間)
それはどのケガにも共通してできる対処法なので覚えておきましょう。
一度なると繰り返す方も多いので、予防の仕方、なかなか痛みが取れない方など
お気軽にご相談頂ければと思います。
特に腰の痛みがあると同時にしびれがある場合は早期の対処が必要になりますのでお早めにご連絡ください。
膝に関する症状
よく耳にする変形性関節症とは何ですか?
変形性関節症とは
関節の軟骨がすり減った影響で、関節が炎症を起こした状態です。
痛みや腫れ、違和感、水が溜まるといった症状が現れます。加齢や関節の酷使、体重の負荷、怪我などその原因はさまざまです。
主にX線(レントゲン検査)、MRIや血液検査で見つかることが多い症例です。
ただ、体表から触知すれば分かりますし、視診で分かることも多いです。
どの関節にも起こり得るのですが、股関節や膝関節、足関節、手指が好発部位です。
というのも、酷使する関節だからです。
手指の関節で起こる場合は、へバーデン結節、プシャール結節とも呼ばれます。
この場合、関節リウマチとの鑑別診断も必要となります。なので安易に自己判断で決めつけるのはとても危険です。
治療法として、軟骨の摩耗の防止に効果的な治療はまだ確立されていません。
関節症の悪化の防止には適度な運動負荷と肥満の改善や労働量の調節や関節炎のコントロールが必要です。
また機能的な治療として関節周囲の筋肉の柔軟性、周囲の筋力の維持がとても大切です。
もし、同じ症状でお悩みの場合は当院にご相談ください。
骨盤や背骨に関する症状
Q. 骨盤や背骨のゆがみが気になります。どんな影響がありますか?また、矯正は痛くないですか?
骨盤や背骨のゆがみは、腰痛・肩こり・足のだるさ・冷え・便秘・手足のしびれ・姿勢の崩れ・自律神経の乱れなど、全身にさまざまな不調を引き起こす原因となります。長時間のデスクワークやスマホ操作、産後の体の変化など、日常生活の中にゆがみのきっかけは潜んでいます。
当院では、ガンステッドカイロプラクティックなどの技術を用い、視診・触診・X線分析・皮膚温度の測定などを通じて原因を科学的に見極めた上で、必要最小限の力で安全に矯正を行います。無理にボキボキするような施術は行いませんので、ご安心ください。
また、悪い姿勢の原因は骨格だけでなく、筋肉の使い方や生活習慣も関係します。当院では筋肉・神経・関節のバランスを総合的に整え、根本から改善を目指します。通院の目安は週1回で4〜8回程度から変化を感じられる方が多く、初回にしっかりとご説明いたします。
「この症状、整骨院でいいのかな?」というご相談からでも大歓迎です。気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
その他
Q.接骨院・整骨院/整体院はどのように違いますか❓
知っているようで知らない接骨院・整骨院/整体院の違い
接骨院・整骨院は基本的には同じです。以下接骨院
以前は「ほねつぎ」と言われ、柔道整復師という国家資格を有しています。 接骨院も今やコンビニより数が多くなり、接骨院と言っても様々です。本業の外傷(骨折、脱臼、捻挫、挫傷、打撲)を多く診ている接骨院やエステや美容に特化した接骨院やジム、ダイエットを売りにしている接骨院もあります。
整体院との大きな違いは外傷(けが)には健康保険がつかえること、交通事故には自賠責保険が労働災害には労災保険がつかえること。そして何よりも接骨院・整骨院と名前を掲げているところには国家資格を有しているスタッフがいるということです。
※ 今では整体院にも国家資格を有して開業しているところもあります。
ただ一般的には整体院は無資格でも開業ができるため、知識のある先生、ない先生の差がぴんきりというのも現実です。決して整体院を悪く言うつもりはありません。私もこうして整体院を開業しています。何が大事かというと自分の体を分かってくれる先生かどうかということです。「体、心が楽になる」という感覚を大切にしてください。生涯使う体のケアを行うことはとても大切なことです。
そこで当院の紹介を少しさせて下さい。
当院では一人に対して初診では1時間、二回目以降は30分から40分の時間を設けています。ひとりひとりの体に合わせて行うため施術は全く異なります。もし当院にお越し頂けたらどんな悩みでもお気軽にご相談ください。